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   プロフィール   

株式会社くもん出版

代表取締役社長

志村直人(しむらなおと)

 

ベストセラーになった「公文式 算数のひみつ(廣済堂出版)」を読み、学校のカリキュラムにとらわれないKUMON(公文式)の指導法に触れて興味をもち、大学卒業後の1981年に有限会社公文数学研究会(現在の株式会社公文教育研究会)へ入社。5年目に当時の公文数学研究センター出版部に異動。書籍の販売を担当しながら講演や講座などの機会をとおして創業者・公文公(くもんとおる)の言葉と人となりにふれ、公文式への理解やその理念への確信を深めた。2011年、くもん出版の社長に就任。

高校の数学教師であったKUMON創業者の公文公が、小学2年生の息子・公文毅(くもんたけし)に向けて家庭学習のために手作りで教材をつくったことから始まった「KUMON(公文式教育)」。学習開始から5年で、高校数学の微積分を修了した毅少年の成果は近所でも評判となり、“うちの子も見てほしい”という相談を受けて1955年に最初の公文式教室が開かれました。その後、公文式教育は国内だけではなく海外にも受け入れられ、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど、世界50ヶ国を超える国と地域に拡大。現在では海外の生徒数が国内の生徒数を上回り、「KUMON」は世界各地の共通語として認知されるようになりました。

 

くもん出版は、グローバルに事業を展開するKUMONグループの一員として、すべての人の学びや描く未来の実現に貢献すべく、出版物や知育玩具をはじめとする教育関連商品・サービスを開発、販売しています。

私たちのモノ・コトづくりの特長は、何よりも使う人の「成長」を最優先に考えること。そしてそれを裏付ける「実践」の場を持っていることです。公文公がそうであったように、目の前の子ども、目の前のその人がどうしたら伸びるのか?という強い思いがまずあって、どうしたらそれが実現するのかを考えます。しかし机上のアイデアだけでは、それが本当に役に立つのかはわかりません。特に子どもたちは、大人の想像をはるかに超えた反応を見せることがあります。やはりそれは実際に試してみることでしかわからないのです。

KUMONグループには日本国内だけでも1万5千か所の教室があります。教室の指導者はそのキャリアの中で、数百人、数千人という子どもたちを指導した経験を持ち、グループ内にこういった実践の場を持っていることは、私たちにとっても大きな強みになっています。

私たちが掲げる理念のなかには、“オリジナリティー”というキーワードがあります。既成概念ではなく、公文式教室の指導者や子どもたち、顧客の声に耳を傾け、使う人たちの実践をもとにオリジナルの商品を生み出す。ただ売るためではなく、どうしたらその子(その人)が伸びるかを第一に考える姿勢と、トライ&エラーの実践から生まれた商品だからこそ、自信をもって市場に出せるのです。結果として「幼児ドリル」や、知育玩具「ジグソーパズル」など、教室の指導者や顧客の声から生まれた商品で、発売から30年、40年と支持され続けているロングセラーも数多くあります。これらの商品たちは私たちの誇りでもあります。

これまで私たちは、出版業界において幼児ドリルや小学生向けの学習参考書で確かなブランドとして信頼いただき、長年にわたって安定した売り上げをあげてきました。しかし今、国内人口の減少や少子化により、出版業界は右肩下がりの状況が続いておりきわめて厳しい環境にあります。当社でもこれまで築き上げてきたブランドに安住することなく、プログラミング学習やリカレント教育など、時代の変化によって生まれつつある新たなニーズにも目を向け、新しいジャンルの開発にも積極的にチャレンジしていこうと取り組んでいます。

くもん出版で働く人材も個性あふれる方たちばかり。もちろん、専門性を要する部署では実務経験や一定のスキルは必要であるものの、これから世の中が変わっていくなかで既存の知識や概念だけでは解決できないことが増えていきます。そのため、ダイバーシティの観点からもさまざまな方に来ていただきたいと思っています。

 

新しい価値の発見や課題解決を追求して心から楽しめる方。

儲けることより先に、どうやったらユーザーの成長につながるかを考えられる方。

ぜひ一緒に、くもん出版で最高の商品とサービスを提供し続け、人々が望む成長や学びへの取り組みを応援し、世界中から信頼される存在を目指していきましょう。

 

そして、あなた自身の夢をここで実現してください。